別名大饗（おわい）城。南北朝期、楠木氏と行動を共にした和田氏の本拠地と伝えられている。

城跡の北方には城ヶ池があり、他の三方にも堀が巡っていたという。現在堀は埋立てられ、城岸寺公園、児童館が設置された。

和田氏は岸和田城を本拠とした。その後、和田和泉守が大饗に城を築いて移ったのが始まりとされている。

現在の本堂建立の際、室町期の礎石などが発掘されたようだ。

東の堀跡。現在は公園となっている。

北の堀跡。

御堂筋線・新金岡駅よりバスで「大饗」下車。次は野田城址へ向かう。

バス停「大饗」より再び北 野田駅前行のバスに乗り、北野田駅から徒歩4分で到着。

南野田すかしゆり公園に、立派な石碑が建てられている。

鎌倉時代末期に楠木正成配下の地頭である野田正勝により築かれた。

野田氏は楠木正成に負けその配下について南朝方に。正成とともに湊川の戦いで戦死した。

城の北と東は西除川に守られている。公園は本丸で、城の南端にあたるようだ。